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私はよく間違える。
春先、ドライブに行った先でカーナビを見ると、山に向かう道が途切れた先に一つの湖があった。
名前からして明治時代の地質学者の名前をとった像の姿が頭に思い浮かぶ。きっとこの先の湖には「ナウマン象の像」があるに違いない。
期待を膨らませて向かった湖の荒涼とした景色に、初めてその印象は誤解であったことに気がつく。
とまぁ、そんな感じのくだらないミスなら良いのだけど。だからこそミスを防ぐためにちょっとした確認と下調べが必要なんだよな、と思う。
もちろん下調べしない故の発見はあるのかもしれないし、下調べもし過ぎてしまうと下調べをした結果をなぞろうとして、ひっくり返るのを恐れたりして、答え合わせ、解答コレクターをして終わっちゃうことも多いのだけども。
でも、下調べはしてからの方が、現地で見るものに深みは増す。この駅も偶然たどり着いた廃駅で、映え〜ではあるんだけども。
先達はあらまほしきものなりですなぁ。